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その他の症例一覧

自律神経失調症について

【症状】
自律神経は内臓諸器官の働きを制御する役割の神経で覚醒時も睡眠時も24時間の間、常に休む事なく働いております。
その働きを表す例を上げますと、速足または駆け足をしますと呼吸数や心拍数が高まります。
これは運動をした際に身体が必要とする酸素を多く取り入れるためと栄養を筋肉組織へと送り届けるためです。
運動を中止し、身体を休めますと、やがて呼吸と鼓動は落ち着きます。このように身体の状況に応じて内臓の働きを調整、制御して健康状態を保つ役割をする重要な器官なのです。
自律神経の働きに不調が起こりますと本来であれば起こり得ない身体症状が現れます。
例えば軽度な自律神経の不調がある場合には季節や住環境によって、目や鼻の粘膜などにアレルギー性の炎症を起こす事があるくらいで、自律神経失調症とは呼びません。
強度な自律神経の乱れがありますと内臓諸器官の働きにも影響が現れますので自律神経失調症と呼びます。
自律神経失調症により現れる症状は消化器系の場合、胃炎、潰瘍、下痢、便秘、胃酸過多、消化不良、腸管狭塞などがあります。
循環器系では高血圧、低血圧、頻脈、冷え性、手足指のしびれ、めまい、のぼせ、レイノー症、耳鳴りなど。 呼吸器系では気管支炎、ゼンソク、鼻炎、チアノーゼなど。 排尿器系では頻尿、多尿、膀胱炎などです。 ほかの症状として、皮膚炎、頭痛、肩凝り、不眠、ウツなどの不定愁訴が現れます。

【原因】
進学、進級、引っ越し、転職、職場での対人関係等の生活環境の変化によるストレスによるものや、思春期や熟年期のホルモンバランスの移行変化など。
他に神経疲労、肉体疲労、睡眠不足、栄養不良、頚部や肩凝りなどによるものも多い。

【遠赤療法】
遠赤外線療法は自律神経を復調させます。
軽度の失調であれば一度の遠赤施療で十分な効果が得られますが、永い期間に渡り自律神経の不調があった場合には臓器の働きも低下していますので臓器の働きが改善されるまで継続して遠赤療法を続ける必要があります。
自律神経と内臓の働きが改善され正常になっていても、生活環境に自律神経が失調した原因が依然としてあるときには、再度、自律神経失調に陥ることがありますので、その生活環境の改善も必要となる事があります。
ホルモン等の内分泌系の乱れによる自律神経失調は遠赤療法で穏やかに整えることができますので改善が可能です。
入療前に水を1~2杯お飲みください。発汗浴後、水シャワー浴を行うと効果的です。

自律神経の不調による身体症状が著しい場合は耳介療法を併用します。


各種の麻痺について

【症状】
知覚や運動機能の障害を指します。身体の一部や半身又は全身の運動が自由にならない症状でしびれが併発する事も有ります。

【原因】
1.中枢神経に原因が有るもの
中枢神経(脳全体または小脳)に異常が有るために起こる。
例として、小児まひ(ポリオ)、水頭症、脳炎、髄膜炎、スモン、脳卒中後遺症(脳梗塞、脳血栓、脳内出血)、脳腫瘍、パーキンソン、脳外科手術後遺症、頭部の外傷による脳障害、出生時の低酸素症など。
2.伝達神経系に原因があるもの
脳の運動指令を伝える伝達経路である神経に圧迫や切断などの異常が有るために起こる。
例として、変形性脊椎症、脊髄血管障害、脊髄腫瘍、外傷による脊髄損傷、脳以外の外科手術による後遺症、多発性神経炎、顔面神経麻痺など
3.その他に原因が有るもの
筋肉や血液に異常が有るために起こる。
例として、血液中のカリウムの異常低下、進行性筋ジストロフィー症、筋萎縮性側索硬化症など

【遠赤療法】
赤外線療法により改善が得られた症例は
脳卒中後遺症(脳梗塞、脳血栓、脳内出血)、パーキンソン、脳外科手術後遺症、頭部の外傷による脳障害、出生時の低酸素症変形性脊椎症、脳以外の外科手術による後遺症、顔面神経麻痺などがあります。
上記以外の症例に関しては現在時点で遠赤外線療法の有効性について明言する事は出来ませんが、充分に期待できるものと考えています。

耳介療法を脳梗塞や脳血栓等による後遺症の方に施しますと不快症状が軽減し運動機能が改善します。


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